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【コラム】災害時の離乳食について 書かせていただきました 〜イートリート様〜

災害食

管理栄養士・栄養士の活躍を応援するサイトであるイートリート様内にて災害時の離乳食について書かせていただきました。

近年災害がどこの地域でも起こりやすくなっている中、

配慮が必要な乳幼児の食についてはなかなか行政だけを頼るだけでは充分でないケースもあることでしょう。

備蓄・ローリングストックなど最近のキーワードとしても使われるようになった内容も少し含めて予備知識として読んでいただけたら嬉しいです。

災害時の離乳食について【前半】https://eat-treat.jp/columns/814

災害時の離乳食について【後半】https://eat-treat.jp/columns/815

【活動実績】中原区子育て支援者研修「子どもの食と栄養」を担当させていただきました

mamaful隅が生まれた場所が武蔵小杉・新丸子エリアです。そんなご縁がある川崎市中原区にて子育て支援者ボランティア研修プログラムの「子どもの食と栄養」を担当させていただきました。

木曜コースと水曜コースがあり子育て支援に必要なスキルや知識を身につけていただく内容となり、先日の川崎市多摩区同様、独自でカリキュラムが構成されています。

 

中原区子育て研修

 

参加者はこれから出産をされるプレママさん、育児が現在進行中の方、お孫さんがいらっしゃる子育て経験を持つ方、保育士や栄養士の経験を持つ方、そして男性の参加もありました。

中原区子育て研修

研修内容を通して、

自分の子育ての時に聞いておきたい内容だった。とても参考になりました。

孫が卵アレルギーであるので、実際の対応などとても参考になりました

自分が子育てをしている時といろいろ変わっていることがたくさんあって勉強になりました。

実際に悩んでいた時に月齢での比較ばかりしていたことに気づきました。

などたくさんのご感想をいただきました。研修後も個別にご質問にお答えしたり、決意を語ってくださる方など何かお役に立てられたらという方の背中を押すお手伝いができたようです。

とはいえ、人様のお子様をお預かりすることもある「子育て支援」にあたり、責任ある仕事として自信があるか不安という正直なご意見もあります。子育てには「絶対」という答えがあるようでないのが実情。それはお子さん一人一人、個人差ある成長と発達があるから。ベースとなる知識(乳汁から離乳食へ移行する食形態など)はもちろん最低限の知識や情報の鮮度を保つことは大切ですがそれ以上に子育てをしている保護者の気持ちに寄り添い、一緒に考えて保護者の判断を尊重できる関係づくりが求められます。最後が人と人との関係なのです。

辛そうな表情をしている母子がいればそっとそばにいるだけでもいい。子育てのアドバイスよりもちょっとした雑談を話すだけでも支援の一つになりますね。

私自身も子育て支援施設を利用していた時は、少しでも子ども以外の人がいる空間に居たかったと理由で通ったこともありました。あまりにもこどもとの距離が近すぎてしまうと、気づかない成長や表情などを教えてもらったものです。

「子育ては大変ですよね」

「頑張っていますね」

「ママ、とてもいいですね」などふとした会話で冷静になれることでこどもとの向き合い方を健やかに保てるメリットは子育て支援事業の大きな利点です。

今後、皆さんのご活躍を期待しています。子どもと接する時間って支援している側もものすごいパワーをもらえる時間となります。母子にげんきをあげようと思いながらげんきをもらえる過ごし方で地域との関わりを持つのも楽しいものですね。

【幼児食のお悩みについて】栄養士研修会でのアンケートより2

10月に開催されました仙台市保育所連合会 栄養士研修会にて参加者からのご意見をたくさんいただきました。

日々お仕事で多忙な栄養士さんをはじめ保育園に携わるスタッフの皆さんからのお声として一部紹介します。

かっこ内の数字派重複意見数です。

情報が豊かになった反面、保護者の理想が高まって不安になっている現状があるため、上手くかみ砕いて支援していきたい。(7)

目線を子どもに合わせることも大切だが、保護者のできる範囲に合わせてサポートすることが何より大切だと感じた。(7)

料理ができない、苦手と話す保護者が多く、どのようにアドバイスしたらよいか困っていたので、参考になった。(4)

多様化している子育て社会。料理を作ること自体の経験数が少ない方も増えています。また、調理に関しての興味の度合いも多様化しています。大人のように選んで食べる、お金を払って食べるというわけではなないのが子どもの食事。大人がしっかり成長と発達の度合いを見ながら判断したものを食べさせることが大切ですね。専門職の方の常識はその他の方にとっては理想的な食事、知らない知識がたくさんあると思ってほしいです。とはいえ、情報が氾濫する中、その判断に迷い続ける子育ての時代に突入した中では、一緒に相手の立場に見合った選択の支援が求められています。

保護者からは離乳食の時期での相談では、食事の面を伝えることが多かったが、どういう心持でするのか等、そういう面もフォローしていきたいと感じた。

食事の面を伝えることも大切です。ただタスクをこなすような伝え方ではなく、なぜいまこれが大切なのかなど紋切り型でのアドバイスにならないように工夫する必要はありますね。交流する時間は限られると思いますが心がけを持つことが重要です。

子どもの食事で困っていることは親の目線であり、子どもは一生懸命食べようとしている等の子どもの目線でもあるということが印象に残った。

子どもはわざと保護者を泣かせるようなことも常に考えているわけではないですよね。頑張ってるけど出来ないということの方が多いと思います。監視するような見方より観察するような気持ちで食事や日々の生活を「眼差し」する時間が少しでも撮れるだけで子育てのストレスを感じる感度を調整することができるのではないでしょうか?

【幼児食のお悩みについて】栄養士研修会でのアンケートより1

10月に開催されました仙台市保育所連合会 栄養士研修会にて参加者からのご意見をたくさんいただきました。

日々お仕事で多忙な栄養士さんをはじめ保育園に携わるスタッフの皆さんからのお声として一部紹介します。

かっこ内の数字派重複意見数です。

保護者の悩み、不安の声には、どんな背景があるのかをしっかり探ることが大切だと感じた。様々なケースに対応できるように、自分の経験や知識の引き出しを増やしておくことが大切だと感じた。(22)

子どもの食事に困難を感じる保護者に、どうしたら寄り添えるか、知識を伝えるだけになっていないか、自分の対応を見直すきっかけとなった。(20)

常に栄養士は栄養士として、保育士は保育士として、調理師は調理師などとそれぞれの職務を全うしていらっしゃいます。特に栄養士としては安全な給食を提供することが求められ、保育園全体では食育計画に基づいて保育を実践することが大前提です。ただ、この目的だけに目先がいってしまうと「食べること」が義務の一つ、保育生活の一コマとして遂行されているにすぎず、「食べること」が「食べさせられる」という能動的な行動より「食べてみたい、食べたい」という積極的な行動の一つになるように日々子どもたちの日常として育むことを忘れてはいけないと思います。

ベビーフードの活用法や肥満児への対応が、大変参考になった。(15)

今や、ベビーフードの存在は多様化する子育て社会の中では活用することをすすめるケースも出てきていると普段子育て中の保護者と接していて感じることが増えています。「手作りしなくてはいけない」ということを伝えるより、「作る側にとって困難と感じすぎすに毎日作ることができているか」「調理技術に左右されない栄養摂取の方法の一つ」と解釈し、一緒に考えてあげることが必要だと感じます。そのためにはベビーフードに関しても専門職の方も情報をキャッチしておくことは大切ですね。

「楽しくおいしい給食を」ということがとても印象的だった。いつも子どもの食べている様子を見て、どのように食べているかを大事に思っていたが、友達と話しながら、笑顔で食べている様子を見て、苦手な料理も食べられるような環境づくりができているのか等、振り返る機会となった。(12)

苦手意識のある食べ物も大好きなお友達が食べているといい意味で「つられて」食べられる経験のチャンス到来です!。時にはなんとかしなきゃ!と歯を食いしばるような気持ちから離れることも大切ですね。特に幼児期は相手の行動に左右されがちな時期。逆転の発想も必要です。

【講演実績】栄養士研修会に登壇しました/仙台市保育所連合会様

昨年児童福祉施設向け雑誌である「こどもの栄養」にて連載させていただいたご縁より、講演のご依頼をいただきました。

実はご依頼をいただいたのは昨年の12月。お問い合わせメールをいただいた時から。

仙台市講演会

当日、会場へ到着すると本当にたくさんの栄養士さんを中心にお集まり頂きました。私からは最後方の方のお顔の表情まで確認できないくらいでした。

日々こどもたちへ安全にかつ、楽しい給食生活のために従事しておられるスタッフがいらっしゃるからこそ、こどもたちが成長していきます。まずはご参加いただいた方への感謝を添えてからお話させていただきました。

仙台市講演会

最後のご挨拶に話された保育園の園長先生からは「とっても勇気をいただいた」とお話してくださいました。多くの業務があり、保護者との会話も手短かにとなりやすいことも多いと思います。そんな短時間のコミュニケーションで最優先すべきことは何なのかということも判断する力が求められているると感じます。

  • 知らない知識を知りたいのか
  • うちの子にとっては○○ということはどうなのか
  • 家と園での様子について(食事に関する悩みは結構多い)

保護者は正解を求めているケースもあれば単に「承認」を委ねたいケースもあると思います。

 

保育士や栄養士、調理師のかたにとっては「当たり前」のことでも初めての育児をする母親には「とてもありがたい知恵」となることはたくさんあります。

自信を持って支援する士業の皆様のご活躍を期待しております!!!

食べる時間が短くなりそうな時の朝ごはん_miso-soup

少しずつ気温が下がってきました。

朝は一番体温が低い時間帯でもあり、毛布やタオルケットが恋しい寝起きのお子さんも多いかもしれませんね。そういう時こそ、朝ごはんに温かみのあるスープで「げんき」の素をチャージしましょう。

コンソメを入れたベースにマカロニ(一緒に茹でちゃいます)や冷蔵庫のお野菜、ソーセージを一口大に加えればあっという間に体を温める朝ごはんになりました。コンソメは少し薄めに入れて、最後にお味噌を加えて味を整えます。

朝の即席メニュー_学童食
幼児食期の場合は、もう少し切るサイズや茹で加減はお子様の成長に合わせて調整してくださいね。

 

コンソメに味噌?はいーーー合います。

味噌は最強の調味料です。ご家庭にある食べ物はほぼほ相性がいいと思っています。和食のイメージが強いですが「miso-soup」として考えてみると万能朝ごはんです。ご飯でもパンでも麺でもアレンジできますよ。

ねぼすけで食べる時間が少なくなった時は汁の中に穀物を使った食材を加えるだけでもエネルギーチャージのたしになりますね。

水分補給は水かお茶がいいけど・・・キャラクターを活用してお茶が好きな子に。

ポケモンのお茶

先日とある仕事先にあった自動販売機を見ていたらこのような商品を見つけました。今や老若男女も楽しむ機会が増えたポケモンです。興味本位に思わず購入しました。

ポケモンのお茶表示

表示をくるくる見回していたら赤ちゃんのイラスト発見。

伊藤園さんのHPが開いて鶴瓶さんがニコニコしておりました。

乳児用規格適用食品

 

川崎市多摩区子育て支援者研修を担当しました

多摩区研修スライド

川崎市多摩区にて子育て支援者育成講座「こどもの食と栄養」の回を担当させていただきました。

当日はあいにく大雨の後の晴天。2時間講義と調理実習がついたボリュームのある講義内容です。荷物持って雨具着て最寄駅ついたらお日様が待っていました。

この研修に参加される方というのは、子育ての経験がある方が多いのです。ですが、その子育て時代はそれぞれ。当時の子育てに関する情報が更新されていることもあるし、また子育てを取り巻く環境や社会もどんどん変わっていくため、子育てを支援する側の経験は今の知識見識に基づいて支援をしていただきたい旨を中心に講義でお伝えし、後半はご飯やお野菜がが好きになる工夫として簡単レシピをたくさん作っていただきました。

多摩区総合庁舎内にある調理室にて開催
多摩区総合庁舎内にある調理室にて開催

 

いつもお世話になっている NPO法人ままとんきっずのスタッフのかたがたくさんフォローしてくださいました
お茶碗に盛ったご飯が美味しく食べられるおかずを簡単に
お茶碗に盛ったご飯が美味しく食べられるおかずを簡単に作ってみようとグループで分担して作りました。

とある参加者の方からは「実際そこまで期待していなかったのですがとっても美味しくてまた作ろうと思いました」とメッセージを下さった方も。今回は卵・乳不使用という条件があったので

きな粉とお砂糖と太白ごま油(白)で作りましたがお麩のラスクが大好評でした。お麩はmamafulの中ではよく使う食材なのですが普段はお味噌汁くらいにしか使う用途がなかった!という反応でお麩ファンの私なのでこれでファンが増えた!と勝手に喜んでいます。

お子さんと一緒にお手伝いしながらつくれるものも多いのでぜひ「楽しいおうち食育」としてもご家庭でトライしていただきたいです。

 

mama+ママタス動画がアップされています_こどもがお菓子を食べ過ぎる

画面をクリックすると動画に飛びます

 

忙しいママが子育ての悩みを解決するのに使う媒体として今、動画がどんどん普及していますね。私が実際に乳幼児期を過ごした時にはSNSの文字テキストが精一杯でしたが、気軽に知りたいという場合のコンテンツがあることは心強いものです。

さて、今回mamaful隅が食専科のディレクターとして従事しております一般社団法人こども成育協会へ依頼があり、動画コンテンツ作成協力をさせていただきました。

こどもがお菓子を食べ過ぎる というお悩みについてはどうすべきかを伝える前に「なぜ食べ過ぎてしまうんだろう?」と考えてみることが大切です。単にお腹が空き過ぎているのか?虜になってしまう味付けを欲してしまうのか?単に口寂しい?お子さんによっても「なぜ」の要因が違うかなと思うので、一つの解決法だけでは難しいかもしれませんが、お子さんの行動には理由があるということも知っていただくとママなりの対策にもつながると思います。

動画に出ているお子さんがとっても可愛いのでただ、単純に癒しを得られる1分間としてもお楽しみくださいね。

 

ちなみにとある日のmamaful隅のスマホのトップページに自分が写っていて驚きました^^

ママタス動画

 

「選ぶ力」が育む未来~偏食解消で話題のさくらしんまち保育園に聞く笑顔の保育の秘訣~

 

しあわせ食育教室桜新町保育園
リンク先に飛びます。

 

保育のお仕事webサイトでお世話になっているウェルクスさんから連載記事のテーマに「バイキング給食」というお題を依頼されてから数ヶ月。実際に普段の保育生活で実践されている保育園の取材先が決まり、同行取材をさせていただきました。

とても特徴のある保育活動の園は大きな設備を変えようとしなくても参考となる方法がたくさんありました。3回に分けて記事となりましたのでぜひご覧ください。