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【コラム】災害時の離乳食について 書かせていただきました 〜イートリート様〜

災害食

管理栄養士・栄養士の活躍を応援するサイトであるイートリート様内にて災害時の離乳食について書かせていただきました。

近年災害がどこの地域でも起こりやすくなっている中、

配慮が必要な乳幼児の食についてはなかなか行政だけを頼るだけでは充分でないケースもあることでしょう。

備蓄・ローリングストックなど最近のキーワードとしても使われるようになった内容も少し含めて予備知識として読んでいただけたら嬉しいです。

災害時の離乳食について【前半】https://eat-treat.jp/columns/814

災害時の離乳食について【後半】https://eat-treat.jp/columns/815

【募集開始です】親子で体験!シリウスで絵本cafe講座(神奈川県大和市)

 

絵本再現2020
さてこのビスケットは直径何センチでしょう? ^^

食べものって絵本にたくさん出てきますね。絵本の中の食べものが実際に食べられたら・・・という楽しみを一緒に叶えるワークショップの開催です。前回大好評だったシリーズが再び神奈川県大和市にて行われます。

 

写真のビスケットは試作品で作ったものですが、オーブンサイズのBIGなものを一緒に作って食べましょう!そのほかにも心も体もあったまるスープなどを作る予定です。

今回は図書館の司書さんと一緒に絵本の選定から始めました。選んだ理由、こんなことが素敵という打ち合わせをしていると、mamaful隅もとても参考になりました。もともと小さい頃からあまり絵本に接することが少なく、同じものをひたすら読むことが多かったため、始めて出会う本もあり、司書さんの素晴らしさを改めて感じたところに私の食のエッセンスを込めて企画をしています。対象が小学生のお子さんとその保護者。会話では乳幼児よりしやすい年齢ですが一緒に遊ぶということが少なくなってくる小学生だからこそ親子での共通体験が得られるこの企画の意味があるのではと思っています。ぜひたくさんの親子さんと一緒に楽しめたらと思っています。

 

シリウス読書推進講座2020年

日時:2020年3月20日(金祝) 11時00分~13時00分

会場:大和市文化創造拠点シリウス 6階生涯学習センター 611調理室

対象:小学生とその保護者(保護者の参加は1名まで) 定員:12組(定員を超えた場合は抽選・大和市内在住

お申し込み方法とお問い合わせ

1 期間 2020年1月15日(水)~3月1日(日)
2 申込先 大和市立図書館3階こども図書館カウンター

に直接来館、またはお電話にてお申し込みください。

大和市立図書館 TEL : 046 ‐ 263 ‐ 0211

2020年ママ何年生目ですか?

2020happy newyear!
家族で伊豆白浜に泊まってきました。綺麗な景色はそれだけで新年の気分を高めてくれますね。

あけましておめでとうございます。

2020年、なんだか未来の西暦のような感覚がいまだにあるmamaful隅です。今年の抱負は?と年始は聞かれることも多いと思いますがみなさん、考えたり、書いたりする機会はありましたか?

日々の育児や毎日に追われると案外「抱負」とか考える時間もなかったりしそうですが、思ったことが行動に表れるということもあるので「こうだといいな」と思うのも大切ですね。

初詣の際のお参りなどではみなさんどんなことをお願いしているのでしょうかね。無病息災を始め、それぞれの思い・願いを伝えていることでしょう。そして家内安全といったところでしょうか。

また、年月が経つということはそれだけ年齢を重ねること。一見老けるとネガティヴになりそうな・・・でもそれと一緒に「ママ歴」も重なっていくはず。ママとしての経験値も増えてくることは親子の愛着形成のためにも大切な財産ですよね!

もちろん、悩みは成長に応じて発生しますが、今までの目の前のお子さんと過ごした経験や時間が増えてきます。それだけ

この子には今これかな? きっとこんな気持ちなんだろうな

など育児本やマニュアルとはちょっと違う微妙なニュアンスなども感じられるようになって我が家らしい、その子らしさを理解して毎日の生活が送れることもあるのではないでしょうか。生まれた時から完璧なママなんていません。ママも一緒に成長していくのですから。少しずつ親子関係をハートな関係を作っていきたいものです。mamaful隅も日々勉強です!

 

理想を語ればきりがありません。ポジティブな理想は楽しいですが、理想が大きすぎてネガティヴな気持ちになるのはプレッシャーになるだけ。だからこそ、「こうなるといいな」のための第1歩を踏み出してみませんか?今の「あなた」がやってみようかなと思える育児生活、食生活、食卓から育む「げんき食」など日本で大きな世界的なイベントがある2020年を楽しい思い出の一年となるように始めていきましょう!!

 

2020 mamaful隅

【講演実績】千葉県/社会福祉法人高砂福祉会さまにて講演させていただきました

 

高砂福祉会セミナー20191221

久しぶりにつくばエクスプレスに乗りました。

今回は、(一社)日本こども成育協会の『こども成育インストラクター<食専科>講座』を4名のスタッフにご受講いただいた高砂福祉会様より依頼があり、日本こども成育協会食専科ディレクターとして登壇させていただきました。

高砂福祉会様は千葉県を始め都内にも複数開園されている社会福祉法人です。

それぞれの園で子どもたちに安全で美味しい給食を提供するスタッフである栄養士さんや調理スタッフさん、そして園長先生などが参加者です。

日々の食事提供に関するご質問・ご相談を一緒に考えるような質問などもいただきました。そう、日々現場で起こっていることに対して様々な視点から解決につながりそうなヒントを共に考えていく環境が大切ですよね。講演内容についても、食事摂取基準といったような数値のお話以外に、普段の業務に寄り添えることのヒントを中心に準備させていただきました。

園長先生の中には実際に子育て真っ最中の先生もおられます。園長先生も働くママなのですよね。だからこそ、

子育て中に聞けてよかった!

ちょっと年齢は大きくなっているので自分の子育て中に聞きたかった内容でした!当時知っていたらと思う点がたくさんありました。

今日お話しさせていただきました内容を現在進行形で子育てされている保護者の方に伝えていただけたら嬉しいなと思っています。お子さんの様子を知っている先生からのお話が、より保護者の方の育児に対する負担感を減らす支援につながればと思います。

それぞれの職制の方が同じキーワードで関心も持つこと、そして職員の雰囲気が良くなってきているというご感想がとても嬉しいです。

 

副理事長・先生たちと

とても親しみを感じる素敵なお着物をお召しになっているのが副理事長の篠塚先生。篠塚先生主催のスバリ講座ではお着物を着られてされるのだそうです。小さい頃から「お着物を着ている大人」を見ることって実はあまりないお子さんもいらっしゃると思います。これも教育の一環とのこと。とても卒園式も先生方はお着物で送られるということでとても素敵で、より「式」という風格も感じられることでしょうね!!

この度は貴重な機会をありがとうございます。今後も食、食べることを通して未来を支えるであろうこどもの育ちに寄り添いたいと改めて感じる一日でした。

 

【活動実績】中原区子育て支援者研修「子どもの食と栄養」を担当させていただきました

mamaful隅が生まれた場所が武蔵小杉・新丸子エリアです。そんなご縁がある川崎市中原区にて子育て支援者ボランティア研修プログラムの「子どもの食と栄養」を担当させていただきました。

木曜コースと水曜コースがあり子育て支援に必要なスキルや知識を身につけていただく内容となり、先日の川崎市多摩区同様、独自でカリキュラムが構成されています。

 

中原区子育て研修

 

参加者はこれから出産をされるプレママさん、育児が現在進行中の方、お孫さんがいらっしゃる子育て経験を持つ方、保育士や栄養士の経験を持つ方、そして男性の参加もありました。

中原区子育て研修

研修内容を通して、

自分の子育ての時に聞いておきたい内容だった。とても参考になりました。

孫が卵アレルギーであるので、実際の対応などとても参考になりました

自分が子育てをしている時といろいろ変わっていることがたくさんあって勉強になりました。

実際に悩んでいた時に月齢での比較ばかりしていたことに気づきました。

などたくさんのご感想をいただきました。研修後も個別にご質問にお答えしたり、決意を語ってくださる方など何かお役に立てられたらという方の背中を押すお手伝いができたようです。

とはいえ、人様のお子様をお預かりすることもある「子育て支援」にあたり、責任ある仕事として自信があるか不安という正直なご意見もあります。子育てには「絶対」という答えがあるようでないのが実情。それはお子さん一人一人、個人差ある成長と発達があるから。ベースとなる知識(乳汁から離乳食へ移行する食形態など)はもちろん最低限の知識や情報の鮮度を保つことは大切ですがそれ以上に子育てをしている保護者の気持ちに寄り添い、一緒に考えて保護者の判断を尊重できる関係づくりが求められます。最後が人と人との関係なのです。

辛そうな表情をしている母子がいればそっとそばにいるだけでもいい。子育てのアドバイスよりもちょっとした雑談を話すだけでも支援の一つになりますね。

私自身も子育て支援施設を利用していた時は、少しでも子ども以外の人がいる空間に居たかったと理由で通ったこともありました。あまりにもこどもとの距離が近すぎてしまうと、気づかない成長や表情などを教えてもらったものです。

「子育ては大変ですよね」

「頑張っていますね」

「ママ、とてもいいですね」などふとした会話で冷静になれることでこどもとの向き合い方を健やかに保てるメリットは子育て支援事業の大きな利点です。

今後、皆さんのご活躍を期待しています。子どもと接する時間って支援している側もものすごいパワーをもらえる時間となります。母子にげんきをあげようと思いながらげんきをもらえる過ごし方で地域との関わりを持つのも楽しいものですね。

【講演実績】栄養士研修会に登壇しました/仙台市保育所連合会様

昨年児童福祉施設向け雑誌である「こどもの栄養」にて連載させていただいたご縁より、講演のご依頼をいただきました。

実はご依頼をいただいたのは昨年の12月。お問い合わせメールをいただいた時から。

仙台市講演会

当日、会場へ到着すると本当にたくさんの栄養士さんを中心にお集まり頂きました。私からは最後方の方のお顔の表情まで確認できないくらいでした。

日々こどもたちへ安全にかつ、楽しい給食生活のために従事しておられるスタッフがいらっしゃるからこそ、こどもたちが成長していきます。まずはご参加いただいた方への感謝を添えてからお話させていただきました。

仙台市講演会

最後のご挨拶に話された保育園の園長先生からは「とっても勇気をいただいた」とお話してくださいました。多くの業務があり、保護者との会話も手短かにとなりやすいことも多いと思います。そんな短時間のコミュニケーションで最優先すべきことは何なのかということも判断する力が求められているると感じます。

  • 知らない知識を知りたいのか
  • うちの子にとっては○○ということはどうなのか
  • 家と園での様子について(食事に関する悩みは結構多い)

保護者は正解を求めているケースもあれば単に「承認」を委ねたいケースもあると思います。

 

保育士や栄養士、調理師のかたにとっては「当たり前」のことでも初めての育児をする母親には「とてもありがたい知恵」となることはたくさんあります。

自信を持って支援する士業の皆様のご活躍を期待しております!!!

食べる時間が短くなりそうな時の朝ごはん_miso-soup

少しずつ気温が下がってきました。

朝は一番体温が低い時間帯でもあり、毛布やタオルケットが恋しい寝起きのお子さんも多いかもしれませんね。そういう時こそ、朝ごはんに温かみのあるスープで「げんき」の素をチャージしましょう。

コンソメを入れたベースにマカロニ(一緒に茹でちゃいます)や冷蔵庫のお野菜、ソーセージを一口大に加えればあっという間に体を温める朝ごはんになりました。コンソメは少し薄めに入れて、最後にお味噌を加えて味を整えます。

朝の即席メニュー_学童食
幼児食期の場合は、もう少し切るサイズや茹で加減はお子様の成長に合わせて調整してくださいね。

 

コンソメに味噌?はいーーー合います。

味噌は最強の調味料です。ご家庭にある食べ物はほぼほ相性がいいと思っています。和食のイメージが強いですが「miso-soup」として考えてみると万能朝ごはんです。ご飯でもパンでも麺でもアレンジできますよ。

ねぼすけで食べる時間が少なくなった時は汁の中に穀物を使った食材を加えるだけでもエネルギーチャージのたしになりますね。

水分補給は水かお茶がいいけど・・・キャラクターを活用してお茶が好きな子に。

ポケモンのお茶

先日とある仕事先にあった自動販売機を見ていたらこのような商品を見つけました。今や老若男女も楽しむ機会が増えたポケモンです。興味本位に思わず購入しました。

ポケモンのお茶表示

表示をくるくる見回していたら赤ちゃんのイラスト発見。

伊藤園さんのHPが開いて鶴瓶さんがニコニコしておりました。

乳児用規格適用食品

 

川崎市多摩区子育て支援者研修を担当しました

多摩区研修スライド

川崎市多摩区にて子育て支援者育成講座「こどもの食と栄養」の回を担当させていただきました。

当日はあいにく大雨の後の晴天。2時間講義と調理実習がついたボリュームのある講義内容です。荷物持って雨具着て最寄駅ついたらお日様が待っていました。

この研修に参加される方というのは、子育ての経験がある方が多いのです。ですが、その子育て時代はそれぞれ。当時の子育てに関する情報が更新されていることもあるし、また子育てを取り巻く環境や社会もどんどん変わっていくため、子育てを支援する側の経験は今の知識見識に基づいて支援をしていただきたい旨を中心に講義でお伝えし、後半はご飯やお野菜がが好きになる工夫として簡単レシピをたくさん作っていただきました。

多摩区総合庁舎内にある調理室にて開催
多摩区総合庁舎内にある調理室にて開催

 

いつもお世話になっている NPO法人ままとんきっずのスタッフのかたがたくさんフォローしてくださいました
お茶碗に盛ったご飯が美味しく食べられるおかずを簡単に
お茶碗に盛ったご飯が美味しく食べられるおかずを簡単に作ってみようとグループで分担して作りました。

とある参加者の方からは「実際そこまで期待していなかったのですがとっても美味しくてまた作ろうと思いました」とメッセージを下さった方も。今回は卵・乳不使用という条件があったので

きな粉とお砂糖と太白ごま油(白)で作りましたがお麩のラスクが大好評でした。お麩はmamafulの中ではよく使う食材なのですが普段はお味噌汁くらいにしか使う用途がなかった!という反応でお麩ファンの私なのでこれでファンが増えた!と勝手に喜んでいます。

お子さんと一緒にお手伝いしながらつくれるものも多いのでぜひ「楽しいおうち食育」としてもご家庭でトライしていただきたいです。

 

減塩のヒントである乳和食という考え方を学びに行ってきました

乳幼児期の食事としても大切な視点である「濃い味に慣れさせずに「うす味」に親しむ」 という考え方。こどもの味覚の発達の観点からも大切です。とはいえ、大人用に作った料理を一緒に取り分けられたら支度が楽になるのに・・・というのも本音ですよね。

家族みんなが美味しいと感じながら減塩できる方法については出汁を効かせるという工夫がベースとなりますが、その出汁の代わりに「牛乳」という選択肢があることを知っていますか?

その考え方というのが「乳和食」。にゅうわしょくと読みますが新しい和食という意味も兼ねていらっしゃるようです。

小山先生を知ったのは、母子栄養協会にて開講している妊産婦アドバイザー講座を受講してから。料理本のアカデミー賞と言われるグルマン世界料理本大賞にて2014年イノベイティブ部門世界第2位を受賞された考え方として知り、ずっと興味持っていました。

提唱者である小山先生とご一緒に copy
実際にお話させていただいた小山先生はとってもチャーミングで素敵な先生でした^^

 

正直、牛乳臭さが残ったり、色が全体的に白くなる料理なのかなという第一印象でしたが、実際に先生の講義と調理実習にて確認するポイントなどを伺い、実習した料理を口にした途端、イメージがガラッと変わりました。美味しい!!!

調理実習中_乳和食
一緒の班の方と調理。中には男性参加者や80を超える方も一緒に。
減塩のヒントがいっぱい
全ての料理に牛乳が使用されています。見た目は和食なのに!

今回の参加者は主に高齢者の方向けの講義テーマでもあるためか私は参加者の中では若手部類でしたが、この考え方を元に妊産婦食はもとより、幼児期の食事の味付けのヒントをたくさんいただけた気がします。特に牛乳が嫌いというお子さんを持つご家庭では少しでも牛乳に慣れさせるという意味でもトライする価値ありだと思います。

早速講習後、自宅であれこれ実験をしてみました。妊産婦さんのおやつとしてイメージした簡単デザート。少し熟れてしまった梨の処理方法として偶然作りましたが美味しく食べられましたよ。

梨とチーズのふんわりデザート
すりおろした梨と牛乳から作ったカッテージチーズに蜂蜜でふんわり甘みとレモン汁と少しさっぱりめに・・・

 

追記:

乳アレルギーのお子様に使用する際の牛乳の状態・組成が変わったとしても控えていただくようにというお話でした。